言語聴覚士を目指す君へ | 東京工科大学 ST なるにはブログ

まじめに授業を語る① 反転授業

| 投稿者: いしず

Ishizu1 12月に入って今年も終わりが近づいてくると、いよいよ言語聴覚学専攻の

 始まりの年が見えてきました。

それとともに、新しい専攻での授業内容を準備も、より具体的になってきました。

 

私は、6~7年前から反転授業を組みこんだアクティブラーニング型の授業を行っているのですが、次年度の新しい科目・時間・システムで、どのように組んでいくか計画中です。

反転授業による授業って、皆さんは聞いたことありますか?

 授業前の予習としてオンラインで講義動画をみてくる

 そして授業では、予習の講義動画の内容を確認して、それを活用・応用して取り組む学習をペアワークやグループワーク、ディスカッションなどを通して行うというような学習の方法ですね。

私の場合、ほぼ毎コマ、このような授業をやっていました~。

 

言語聴覚士は医療・福祉・教育などで働く職種ですから、知識として知っているべきことや覚えるべきことは沢山あるんです。それに、理解して覚えた知識を実際に使える知識にしないと、臨床で患者さんのことを考えられません。

ただ、授業で1つ1つ説明して、覚えたか確認をして……ということをすると、授業時間で患者さんについて考えたり、評価から分析して考察したり、自分たちで教材を作ったり、訓練を組み立ててみたり……という時間が、全くなくなってくるわけです

 

そのため、知識的な内容は動画の講義で、学生さんが事前に確認し、

授業では、その知識が「分かった!」「なるほど」になることや、実際に確認してきた知識を使い考え、やってみて「できた」となること を目標にしていきたい、

そんな思いと、反転授業を組みこんだアクティブラーニング型の授業の方法が、ぴったりだったのだろうな~ぁと思います。

 

「その専門用語、なんかどっかの科目で出てきたなぁ~」「その評価(訓練)、何となくだけど知っている」ということではなくて

「それ、わかる」「その検査、できる」になってほしいですし、何より「患者さんを考える」をことが難しいけど、面白い 興味深い と感じてほしいから。

より深~く言語聴覚療法の学びができるよう、授業を作らねば!です

 

学長がおっしゃるような、本学の教育の理想を常に模索し、チャレンジしていきますよ~~

 

祝 100記事記念!

| 投稿者: はらだ

Harada_20201102121801  こんにちは!

 今年の7月3日にスタートしたブログも、本日ついに100記事記念となりました。🎉

 ご覧いただいている皆様! 本当にありがとうございます。

 時々、「何?」と思うような記事もあると思いますが、息抜きだと思って覗いて下さい。

 さて、お祝いと言えば、長寿の祝いの還暦(満60歳)や古希(70歳)、喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、米寿(88歳)、卒寿(90歳)、白寿(99歳)、百寿(100歳)などなど、その年齢によって、由来のある呼び名が決められています。

 若い皆さんは、還暦の「赤いちゃんちゃんこ」なら知っているでしょうか?Chanchanko_kanreki2

 私は、新人STの頃、還暦と米寿以外は、年齢と呼び名が一致せず、ご年配の患者さんに教えてもらいました。

 無知で恥ずかしい思いをしましたが、その患者さんは私に教えるために、一生懸命、左手で文字を書きながら、教えて下さいました。

 

 このブログは、百寿ではなく、100回! まだまだ、赤ちゃんですね! 

 

改札をいかにスムーズに通るか ★ かまたチャレンジ

| 投稿者: いしず

Ishizu1 いつまで続くか……かまたチャレンジ シリーズの開始です

 11月に Apple Watch ユーザーになり、すぐApple Watchでの改札通過を始めた私。

 ご存知のように、改札を通るとき、Apple Watchを読み取り部にタッチすればいいわけですが、せっかくアメリカから送ってもらったのに、画面を傷つけるのは嫌だし、もたもたして後ろの人に「もうっ!」って思われない程度にスムーズに スマートに通りたい…

そこで「いかに改札をスムーズかつスマートに通るか」という検証をやってみました。

① 右手Apple Watch

 左に装着すると改札でタッチする際に体をひねるためスマートじゃない。うんうん右手が良い。

② 裏拳通過

 改札を通る時に手首を返す。これはまぁスマートでイイ。でも画面を下にしてタッチしてぶつけると、画面が傷つくかも? なんか他にスムースな方法は?

手首でタッチ

 びっくり!読み取り部とApple Watchの間に手首があっても認識する。スマートでいいかも

 ただ数回やってみると、全然、スムーズ&スマートじゃないことに気づく

 私はわりと背が高いため、手首が改札の読み取り部よりも数センチは上にくる。そのため手首を読み取り部につけるには、よいしょっと少し腕を下に落として、読み取らせる必要がある。

 改札で少し止まってしまい、全くスムースな感じでない~。

④大股通過

 大股で歩いて手首の位置が下がった時にタッチする…… はい当然、この方法はボツです

 いいアイディアだと思ったのに、やってみると、まあ~タイミングが難しい。ボツボツッ

⑤浮かし裏拳

 手首を返して読み取り部分にかざす & 画面が当たらないように浮かしてかざす が、今のところスムーズ&スマートかな。

 

 ただ、何となくまだ、裏拳でピッとするときに動きが止まってしまうようで、スムーズに通っている感がなく、納得はできない。改札をいかにスムーズに通るか、まだまだ検証は続きます。

 まずは背の高い Apple Watch ユーザーを見つけて、観察からです。

 研究同様、何事も、観察し仮説を立て、検証することが大事です なぁ~んてね

案ずるより産むが易し

| 投稿者: はらだ

Harada_20201102121801  本当に寒くなりましたね。今朝の出勤時には、つい、毛糸の手袋をしてしまいました。

 さて、今日は、新たな挑戦の話です。

 これまで、長く、聴覚障害のお子さんの言語指導とその研究を続けてきました。多くの親御さんとお子さんに研究に協力して頂き、その成果発信もしてきました。

 その指導や研究も、今年に入り、新型コロナウイルス感染拡大に翻弄されています。地域によっての自粛期間の違いや、感染の地域格差、また、危機意識の格差もあり、自分の努力だけはどうにもならないことだらけになりました。

 そんな中ですが、ひとつ良いこともあったと思っています。「遠隔〇〇」に対する受け入れが進み、多くの人が「やってみよう」と思えるようになってきたことです。

 先日もお伝えしましたが、今、聴覚障害のお子さんの指導&お母さん指導を遠隔で行っています。

 当然のことですが、対面の方が良いに決まっています。それでも、対面でしかできないことと、親御さんとの信頼関係があり、こどもとのコミュニケーションが成立していれば、遠隔でもできることがあると、確かに思えるようになってきています。

 「えっ、それじゃ、親御さんが不安になるのでは?」と思いますね。

 はい、その分のフォローはこれまで以上にしなければならないですが、言い換えれば、これまで以上の個別フォロー体制がとれれば、可能な部分もあるということですね。

 そして、何より遠隔指導の強みは、例えば、単身赴任中のお父さんや離れて住んでいるおばあちゃんに指導に参加してもらうことも可能になることや、コミュニケーション手段も増えるということです。

 遠隔と対面のハイブリッド指導を目指して!

 

遠隔授業のアレコレ ~予習・復習・グループディスカッション

| 投稿者: いしず

Ishizu1 皆さんは授業前には、どんな準備をしていますか? 大学の授業は単位制ですが、

 1回の授業に対して予習と復習をすることが前提になっています。

といっても、何を予習し、どこを復習すればいいか、分からないこともありますよね

私は予習・復習の内容を明示し、学生さんが自分の理解状況に合わせて、できるだけ学修を深めていけるようにしています。

ちょうど今日、オンラインを使って遠隔で話をしたのですが、予習・復習は遠隔授業であっても同じように内容を明示しています。

Case

ブログ用にアレンジしていますが、今日の予習内容はこれでした→

授業でCaseの検討をするため、事前に症例を見て、気づいたことや疑問に思ったことをできるだけ沢山あげ、自分の考えや意見を整理してくることが、予習でしてくることでした。

またCaseを考えるために必要な疾患や検査の知識は、今までの授業で学んでいますので、その確認や復習もねらっています 

予習した内容は授業前に事前にオンライン提出してもらっています。そうすると受講生の準備状態を授業前にチェックできますので、授業はすぐにディスカッションから始めることもできます。じっくりと時間をとって症例についてディスカッションしたいですもの 

今日の講義に参加してくれた人も、しっかり復習と予習をしてきていましたので、症例について、いろいろと考え深めるディスカッションができましたよ。

 

また私自身も、遠隔でのグループディスカッションのコツが随分とわかってきました  

実はディスカッション中は、議論に参加したりグループで作成している資料のチェックや助言をしたり、チャットで他グループの質問に答えたり、参考資料をオンライン提示したり、かなり慌ただしいのですよ 

そのため以前はチャットの意見や質問を見逃すこともあったのですが、今はApple Watch に投稿された旨のメッセージがきます

瞬時に学生さんにコメント・助言ができるのは、新しいガジェットのおかげですね 

 

遠隔指導の落とし穴!

| 投稿者: はらだ

Harada_20201102121801  こんにちは!

 昨日、遠隔で難聴のお子さんの言語指導&お母さん指導を行いました。

 昨年までは対面で行っていましたが、今年は、新型コロナ感染症の拡大に伴い、全て遠隔へ移行となりました。(もちろん、耳の診察や聴力検査などは、病院で実施されています。)

 このお子さんは、指導をはじめて間もないので、私に直接話しかけてくれることは少ないのですが、画面を通して好きな人形を見せてくれたり、こちらの問いかけに恥ずかしそうに頷いてくれたり、コミュニケーションは良好です。

 現段階で用いているコミュニケーション手段は音声言語だけではありませんので、画面にすべてが映る遠隔指導は、ジェスチャー、表情、文字など、視覚的手段もふんだんに活用でき、なかなかの優れものです。

 その上、クリックひとつで、指導場面の撮影もバッチリなので、お子さんと直接やりとりしているところはもちろん、お母さんと話している時に、隣でままごとをしたり、時々、こちらをのぞき込んだりもしてくれ、どんなに可愛い動画が出来ているのかと、ウキウキしていました。(前もって、お母さんに撮影の了承は得ています。

 そして、1日の終わりに「撮影した動画を確認しよう」と再生したのですが…なんとビックリ!
 えぇぇぇぇぇぇ~、なにこれ❗ そこに映っているのは、私の顔面アップばかりでした。

 Zoom の通常録画では、話者がアップになって映るように設定されていたのでした。

 遠隔指導の撮影は初めてだったので、大きな落とし穴にはまってしまいました。~というより、まだまだスキル不足でした 😢
 

 

数字で見る言語聴覚士④

| 投稿者: はらだ

Harada_20201102121801  こんにちは! 今日は久しぶりに、数字で見る言語聴覚士シリーズの第4弾です。

 シリーズ①では、言語聴覚士養成大学(指定養成校)の数と定員について

      シリーズ②では、国家試験の合格率について

      シリーズ③では、女性の方が多いことについて

 石津先生がお伝えしております。

本日は、言語聴覚士の勤務先について
Trend06
 一般社団法人日本言語聴覚士協会 HP から引用

 

 上の円グラフを見ると、医療の領域で仕事をしている人が74.4%と最も多いことがわかります。総合病院やリハビリテーション病院が多いのですが、他には、耳鼻咽喉科や小児科、口腔外科などで勤務しているSTもいます。

 次に多いのが介護領域で、老人保健施設や特別養護老人ホームなどで働くSTが12.1%います。

 それ以外は、福祉領域 7.5%、学校教育領域 1.9%と続き、養成校が 1.5%となっています。

 福祉領域の中には、小児発達支援が中心のセンターなどもあり、病院の小児科・総合病院などと合わせると、お子さんの支援に関わるSTも少なくないのですが、医療領域で成人の方々への支援に携わるSTに比べると、まだまだ、足りません。

 病院に勤めないSTも少しづつ増えてきていますし、このグラフからはわかりませんが、海外で活躍しているSTもいますよ~。

 この領域を一緒に盛り上げていきませんか! あれっ? また、求人っぽくなってしまった💦

言語聴覚士の今

| 投稿者: いしず

Ishizu1 この3連休はいかがお過ごしでしたか?

 私は相変わらず、どこにも行かずでしたが、久しぶりにオンライン会をしました。

メンバーは養成校時代の同期生で、静岡や富山、岐阜、愛知など、あちこちからの参加です。

教育分野にいる私は別として、皆、急性期や回復期、維持期のリハビリテーションに従事している言語聴覚士たちです。

こどもから年配の方、病院から地域訪問リハビリテーションなど、多岐にわたって仕事をしている友人たち……

久しぶりにオンラインで会ったわけですが、最初の挨拶はお互いに「そちらは(コロナの影響は)どう?」っていうものでした

今は、自宅での検温、通勤してからの検温・報告、手洗い・消毒、マスク、ゴーグル、フェイスシールドなどは当たり前、風邪っぽい感じがする場合も上司に報告、翌日も症状が継続するようなら休み、発熱していたらPCR……などなど

病院によって内容は異なりますが、それぞれが徹底した予防に取り組んでました

 

オンライン会では、こういった話だけをしたのではないですよ。自分達の日常やクダラナイことなどもワイワイ話して、楽しかったです 

気が付いたらあっという間に3~4時間経っていました

ただ時には真面目に、患者さんに関してのことも。「どうするといいかねぇ~」と、養成校時代と同様に、一緒に考え悩みました。何年、臨床経験を積もうが、分からないことってあるものです。

 

ここ連日のニューㇲでは、感染者数の増加が報道されていますね。

そんな中でも、言語聴覚士は細心の感染対策をしながら、患者さんのために奮闘されているのだなぁ~と、友人の姿から改めて気づかされました。

最前線のSTに感謝と尊敬の思いでいっぱいです。

(友人には、恥ずかしくて直接は言えませんでしたが…… )

 

「めだれ」って、メガネ?

| 投稿者: はらだ

Harada_20201102121801  本日は、本学の総合型選抜入試2次選考の合格発表日でした。合格者の皆さま! 来年度から一緒に頑張りましょう。

 

さて、昨日は、「いとうのはっぱ~」という可愛い園児の話が出ていました。Ochiba2

 突然聞くと、何を言っているのかわからず、ん? と思いますが、予測はできますね。

 

 では、「おたたな」は、何といっているでしょうか? はい、その通りですね。Fish_tai

 普通に発達していく子供たちは、母音の発音は早くにできるようになり、子音は2~5,6歳ごろまでに、だんだん発音できるようになります。

 「おさかな」が、「おたたな」になっている子は、「s」と「k」が、まだ上手に発音できない段階だと言うことがわかりますね。

 

 次に、私が病院に勤務していた頃に出会った男の子の発音です。「めだれ」

 さて、「めだれ」とは、どんな意味だと思いますか? 「母音が正しく、子音に誤りがあるかもしれない」と普通に考えれば「めがね」ですね。

 でも、メガネではありませんでした。

 彼の発音は特別な誤り方をしていたので、私は彼が話していることの半分以上はわからなかったのですが、彼が言いたかったことは「みどり」でした。彼は「子音は正しく、母音に誤りがある」発音をしていたのです!

 そんな誤り方をするお子さんに会ったのは、初めてでしたので、本当に驚きました。

 

 実際の現場では、学校で習わない症状を示す患者さんにお会いすることも少なくありません。それでも、慌てずしっかり患者さんに向かい合って、評価、言語治療を行っていくことになります。

 そのために、技能以外に、柔軟な思考、臨機応変な対応、真摯な態度などが必要になってきます。4月から、ゆっくり、しっかり学んでいきましょうね~!

 

 

こどもの発達が気になる病

| 投稿者: いしず

Ishizu1 11月とも思えないくらい、あたたかな日が続いていますね。

 通勤時に通る神社は散歩コースになっているのか、園児が散歩によく来ています。

1~2歳前半の独歩できるようになったお子さんは先生と手をつないで……あるいはお散歩カートに何人かが乗って……お出かけしてきています。

今日は、いくつかクラスの子供たちが、入り混じって神社で元気よく遊んでいました。

   〇〇先生~ ほら!❝いとう❞の葉っぱ~~ 

   あら! いいわねぇ~、じゃ、みんなで沢山、あつめてみようか

   ❝いとう❞ あった! おおきいの みつけたよ

う~~ん、可愛い。こういう、やり取り場面を見るとホッコリします……と同時に

 

❝いとう❞ うんうん、あの年齢なら、イチョウと発音できなくても、ふつう普通、問題なし 

おや、あの子、ポツンと離れて地面に絵をかいている……お友達と遊べない?気になる……

あら遊具の取り合いが始まった。「かして」「どうぞ」「一緒に」「順番」できるかな?

などなど

こどもさんの発音やことばの発達、コミュニケーションや社会性の発達状況を、無意識的に見てしまっているように思います。

言語聴覚士の職業病でしょうか 

大学では、発達心理学や言語発達学、言語発達障害学など様々な科目で、ことばやコミュニケーションなどを含めたこどもの発達全体を学びます。

皆さんも、そのうち、この言語聴覚士の職業病、あるある事情がわかると思いますよ~ 

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